鳥になっちゃうブログ

ツギハギだらけ人生

たくましさについて

母が私たち姉妹を育てるときのモットーは「たくましい子にする」だったらしい。

結果、どうなったか。

もし人間が「たくましい」「弱々しい」の二つに分けられるのであるならば、私などでも一応「たくましい」の側にいる人間になった気がする。

妹はたくましさの塊みたいな人間である。

 

だけど最近、鏡の前で、髪をくくる時、思い出すことがある。

中学の同級生、Hさんのこと。

中学卒業以来まったく連絡を取っていないし、友達の友達、とかでもないので、今はどこで何をしているのか知る由もないHさん。

活発なタイプで、バレーボール部だったHさん。

Hさんの髪は、めちゃくちゃ少なかった。1つくくりにした束の総量が、私の2つくくりの片方か、それ以下だった。産後、髪のボリュームがめちゃくちゃに減ってしまった私は、あのころのHさんの毛束量を思い出してしまう。うん、減ったけど、Hさんよりはまだ多いな..みたいな...

(失礼千万である。)

 

ところで、Hさんのことは、当時、どちらかといえば嫌いだった。

なぜか。

それは、彼女が男に対して「嬌」を作るタイプだったから。

私は彼女のそういうところが嫌だった。「女子の前ではもっと声低いやん?何なん?アホみたい。」と思っていた。

彼女は人気のある男子の前では「女」をバンバンに出していた。

彼女も私のことが嫌いだったのではないかと思う。多分、私が彼女を嫌っているのがどこか態度に出てたと思うし、話も合わないしで。

 

でも、今思うと、私は羨ましかったのかもしれない。

男子の前で”しな”を作ってキャアキャアやって楽しそうだったことが。

たくましさ至上主義の家庭で育った私は、「女」を出すやり方なんて、これっぽっちも習っちゃいないからね。

彼女の少ない髪も、そこがなんだか「女らしさ」みたいに感じて、羨ましかったのだろうか...。

 

おいおい自分よ。中学のころの自分。ちょっとこっちへ来なさい。

もっと羨ましがる対象が他にいただろうよ。才色兼備な子が!!

なぜあんな子が羨ましかったのか.... バカすぎる....。

やめてくれよ。底が知れるぜまったく...。

 

私は、母から、異性の目線を気にしてふるまうように言われたことは一度もない。

例えば、スカートででんぐり返しはするなと注意されたことはあると思うけど、それは「その場に男の子がいるから」という理由では決してなかった。

Hさんはどうだったのだろう。母親にどういうふうに育てられたのだろう。異性の前では女の子らしくしなさい、なんて教えられたのだろうか。それとも、思春期になり自ら学び取ったのだろうか。そこは訊いてみたい気もする。

 

私は私の育てられ方や、思春期の頃の葛藤、おとなになってからも、全部含めて人生これでよかったと思っている。

だから中学の頃の自分よ。もっと堂々としてたらいいんだよ。

 

うちの1歳児は男の子なので、もちろんたくましく育ってほしい。

だけど、「男らしさ」を押し付けないようにもしないとな。

どんな環境にあっても、堂々と生きていってほしい。

 

それだけ。